『縄の淫花 松ゆきの』三和出版
松ゆきの嬢は可愛い!AV女優『松ゆきの』ときけばまず第一声に「アナル」と返ってくるであろう、だがあえて松ゆきの嬢は「たまらなく可愛い!」という可愛さの面を主張したい。清楚な外見と内に秘めたM性のギャップ、その不調和(アンバランス)な魅力に気づいた時、支配欲と独占欲が心の奥底から沸き起こってしまうのだ。本作はそんな数多のM女優の中でも稀有な魅力を秘めた松ゆきの嬢の「縛り」と「責め」を主体とした本格的な緊縛SM作品である。冒頭から三和出版特有の暗室のような部屋の中で後手胸縄縛りに柱に緊縛されスポットライトをあてられた状態の松ゆきの嬢の口に特大の詰め物が押し込まれてゆく。そしてその口いっぱいに詰められたガーゼを吐き出せないようにと、豆絞りの手ぬぐいで二重の被せ猿轡がきつくかけられる。このときの口被せ猿轡の密着感は非常に見事であり、その手ぬぐいの上に描き出された「丸み」松ゆきの嬢の愛らしい口や唇を包んだ「球体」の魅力には、かの有名な人形作家ハンス・ベルメールですらもこの口元の球体感までは表現が及ばなかったと褒め讃えたくなるほどに美しく退廃的な芸術性と人を気狂いにするほどの執着性を多分に含んでいた。そして20分あたりで男性たちからの問いかけに対し松ゆきの嬢は「んんっんっ……んふぅうう」と口いっぱいに詰め物をされた猿轡の下で、声にならない呻きでしきりに思いを伝えようとしてくるのだ。このドMにして従順さが松ゆきの嬢に支配欲と独占欲を抱いてしまう最たる所以、このやり取りのシーンが個人的な本作の一番の見どころだった。それ以外にも猿轡では縄を口にかける「縄の噛ませ猿轡」や「豆絞りの噛ませ猿轡」が登場し、手芸用品の「かけはり」を改造した乳首クリップを、乳頭が潰れるほどきつく挟みペットボトルの重しをつけると悲鳴を上げ、涙を流しながら厳しい乳首責めに悶絶する姿は圧巻の一言だった。そしてその熾烈な乳首責めに泣きじゃくる松ゆきの嬢の口を戒めるかのごとく、先に上げた縄と手ぬぐいの噛ませ猿轡が施されてゆくのであった……。 猿轡口枷:詰め物(ガーゼ)・被せ猿轡(豆絞り)・噛ませ猿轡(縄・豆絞り)
FANZA:縄の淫花 松ゆきの
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